2020.11.20

世襲の素晴らしさ

こんばんは。

皆様お元気でしょうか?

コロナウィルスがまた活発になっています。

我慢の三連休といわれていますが、知恵を絞って楽しみを見つけて頂きたいですね。

昨日、五年ぶりに先代の父の時のお客様に呼ばれました。

先代の社長が新築したお宅です。

近所をまわっていた屋根工事の人に、「屋根がめくれています」と

言われたとか。

「間中さんまだ工務店やってるよね・・・。見に来てくれないかな。

家内が屋根がめくれていると言われて夜も眠れないって言うんだよ。」

ご主人様が86歳、奥様が80歳。

お二人で暮らしていらっしゃいます。

見に行って確認すると、屋根はなんともなくて・・・。

代わりに他の場所のリフォームを頂いてしまいました。

「間中さんすまなかったね。屋根まで登らせて何でもなくて・・・。」

家の中にお邪魔して先代の社長(父)の話。

「一生懸命やってたよ君のお父さんは。職人のなかの職人だったな。」

父より5歳上のご主人はゼネコンの社長さんを75歳までした方で、

父はこの方が大好きで、生前何度もお伺いしていました。

器が大きくて優しくてそして謙虚で、素敵な方です。

私と一緒に行った従業員が屋根を見て梯子から降りて、屋根は大丈夫ですというと

「ありがとう。ほっとしたよ」と一緒に梯子を片付けてくださって・・・。

ああ・・・、こういう風に現役時代も部下に感謝の心を伝えていた方なんだな・・。

しかも86歳で一緒に梯子をトラックに積んでくださって・・・。

私はまだまだこの方の足元にも及びません。

そして、お客様の家を後にするとき、ご挨拶をすると一緒に来た従業員に心づけ

をくださったんです。

「ありがとう助かったよ。遠くなのにすぐ来てくれて。」

従業員はびっくりしていました。私の顔をみるので

「頂いて」と促しました。

素敵な言葉がかいてある封筒で頂いたんです。

なんて粋な方なんだろう。

私ではなく、一緒に行って屋根に登った従業員に直接手渡されました。

私はそのお気持ちが嬉しくて涙ぐみそうになりました。

 

この方は、部下の方をとても大切にしていたに違いありません。

私は改めて従業員にもっと感謝の気持ちを伝えていこうと思いました。

 

今日こちらにお伺いできたのは父(先代の社長)の誠実な仕事のおかげ。

喜んで頂けたのは従業員のおかげ。

 

大先輩の社長に改めて大切なことを教えて頂きました。

 

ありがとうございました。

爽やかな気持ちの一日でした。

 

 

 

 

 

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