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2020.04.28
北風と太陽
皆様こんにちは。
北風と太陽の物語、殆どの方がご存じだと思います。
年齢がいっても、イソップ物語は勉強になります。
あらすじ
北風と太陽が、どちらが強いか競うために、旅人のコートを脱がせた方が勝ち、という力試しで勝負をする。
北風は旅人に激しく冷たい風を吹き付け飛ばそうとするが、旅人は更にぎゅっとコートを押さえ、更にもう一枚
服を上から着込もうとする。
一方太陽は、ぽかぽかと暖かい日差しを向け、旅人は暖かさから暑さを感じ、自らコートを脱ぐ。
太陽の勝利。
教訓
「無理やり人の心を動かすことは出来ない。」
「人を動かすためには強引に接するよりも、優しく思いやりを持って接しよう。」
「物事に対して厳罰で臨む態度と、寛容的に対応する態度、どちらが効果的なのか」
このようなものが一般的なのではないだろうか。
そんな中。
この「北風と太陽」には、実は「北風が勝利する、もう一つの勝負」というエピソードがあることを、最近知った。
実は太陽が勝利した「コートを脱がせる勝負」は2番目の勝負であった。
その前に1戦目として「旅人の帽子を脱がせる勝負」があり、その勝負には、北風が勝っているのだ。
太陽は、旅人の帽子を脱がせるため、暑い日差しを旅人に降り注ぐ。
しかし、旅人はその日差しを遮るために、帽子を更に深くしっかりと被ってしまう。
反対に北風は、旅人の帽子を激しく冷たい風でふき飛ばそうとする。おいて
結果、帽子は旅人が押さえる間もなく、遠くまで飛んでいってしまった。
北風の勝利。
本当の教訓
「その物事、人物、環境、状況に合わせ、臨機応変に対応できる柔軟さが大事だ」
今まで「寛容」ということに関して、この物語を胸に刻み込んできたが、それは単なる選択肢の一つであって、
大事なのは、いつ、どのような状況において、どのような形でその「寛容」という態度を出すのか、
もしくは出さないのか、むしろ、そちらのほうが大切、という話なのだ、と新たに胸に刻むことができた。
深い物語ですね。
太陽と北風
北風と太陽